精神疾患 早分かり!!

伝えたいこと

私は精神科に転職をして4年目になるのですが、毎日楽しく仕事をしています。

仕事に行くのが楽しみ!

社会人になって仕事を始めてからこんなことあるはずないと正直思っていました。

精神科に来てからは仕事が楽しくなり、もっと勉強したいという意欲が湧いてきました。

以前の自分は休みの日や休憩時間に

・いかに体を休めるか

・仕事とかけ離れたことをして気分転換

こんなことを考えていました。

 自分の勤めている ‘科’ の勉強をしなければならないそんなことは分かっている!だけどできない。

皆さんも一度はこういうことあると思います。

精神科にきて、学生の頃に抱いていた医療の楽しさ患者さんと関わる楽しさを再び見つけられました。

ここでは精神科に来て勉強したことを「精神科に勤めている看護師」「精神科に行きたいと思っている看護師」「精神科の勉強をしたい看護学生へ向けて記事を書いていこうと思います。

精神科が気になったらまずは読んでみてください。

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統合失調症

これは精神科の授業で習う一番基本的な部分ですよね

統合失調症は、脳の様々な働きをまとめることが難しくなるために、幻覚妄想などの症状が起こる病気です。原因はさまざま考えられていますが、未解明なのが事実です。

慢性的な経過を辿りますが、新しい飲み薬や貼付剤、注射剤など多くの治療法が使われており、良好な経過をたどることが多くなりした!

100人に1人かかると言われており、とても身近な病気です。

依存症

依存症にはさまざまな種類があり、ギャンブルやアルコール、ニコチン、最近ではスマホ依存症なんていう言葉もよく使われますね!

これらは、特定の物質や行動を続けることにより脳に変化が起きることにより症状が引き起こされるという、れっきとした病気です!

依存症かどうかを知る上で一つの大きな指標となるのが、日常生活に影響を及ぼしているかどうかということです。

やめたくてもやめられない。徐々に悪化してしまう。また、自分の直面している問題を避けるためにのめりこんでしまう。身体的、金銭的に疲弊(肝臓が悪いのにも関わらずアルコール摂取をする。借金をしてもギャンブルをしてしまう)してもやめることができない。などといった症状があります。

うつ病

一日中気分が落ち込んでおり、何も取り組むことができない。睡眠や食事に影響を及ぼしている。疲れやすいなどといった症状から日常生活に影響を及ぼしている状態のことです。ここで注意してほしいのが、同様の症状がある躁うつ病というものがあります。これは非常に鑑別が難しいです。

うつ病は100人に6人なる病気であると言われています。女性の方が男性よりも1.6倍多いと言われています。なぜなら女性は、妊娠や出産、更年期などライフステージの変化が多く起こるからです。

強迫性障害

強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れず、わかっていながら何度も同じ確認などを繰り返すなど、日常生活にも影響が出てきます。

意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。

例えば、ドアを閉めたはずなのに気になってしまい何度も確認する。手のバイキンが気になってしまい、手荒れするほど何度も洗ってしまう。

これは本人の思い込みや不安、強いこだわりが影響しています

治療には薬物療法と行動療法を行います。

[〜しなければならない]といった強迫観念を少しずつ減らしていきます。

もう一つの行動療法は暴露反応妨害法といって、患者さんが強迫観念による不安に立ち向かい、やらずにはいられなかった強迫行為をしないで我慢するという行動療法です。難易度低いものから始めていき、だんだんと[しなくても大丈夫なんだ!]と強い不安が軽減されていきます。

双極性障害

双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。

躁状態とは気分が高揚しており、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、大きな買い物やギャンブルなどで散財するといったことがみられます。躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害です。気分の波は、誰にでもあります。落ち込むこともあれば嬉しいときもあるのは普通のことです

しかし、周りの人たちが「いつものあの人とは違う」と気づき、さすがに度が過ぎる行動をしてしまい、家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害かもしれません

摂食障害

 食事の量や食べ方など、食事に関連した行動の異常が続き、体重や体型のとらえ方などを中心に、心と体の両方に影響が及ぶ病気をまとめて摂食障害と呼びます。

 摂食障害では、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに食べ過ぎる、いったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者さんによってさまざまな症状があります。

摂食障害には身体的な面と心理的な面の2つの症状があります。

身体的な面としては

・胃もたれ

・疲れやすい

・睡眠障害

・急激な体重の増減

があります。

心理的な面としては

・精神的な苦痛がある

性欲の低下

・周りは心配しているが、自分は病気だと感じていない

といったことです

パーソナリティ障害

 パーソナリティ障害は、多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されます。

認知(ものの捉え方や考え方)、感情のコントロール、対人関係といったさまざまな精神機能の偏りから生じるものです。「性格が悪いこと」を意味するものではありません。

 パーソナリティ障害には、他の精神疾患を引き起こす性質があります。それらの精神疾患が前面に出ることが多いことから、パーソナリティ障害は、背後から悪影響を及ぼす障害とも言えます。

薬物療法やカウンセリングなどが主に用いられます。

発達障害

 発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。

そのため、親が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。

PTSD

 PTSDとは死の危険に直面した後、その体験の記憶が意志とは関係なくフラッシュバックしたり、悪夢を見たりすることが続きす。その結果、不安や緊張が高まる状態のことです

命の危険を感じたり、自分ではどうしようもない圧倒的な強い力に直面したりといった、強い恐怖感を伴う体験をした人に起きやすい症状です。

強い恐怖やショックを感じたことにより、その体験を落ち着いて整理することができていません。

そのために、非常に良く覚えている部分と、覚えていない部分が混じり合ったり、体験したこと、感じたこと、考えたことの関係が混乱したり、時間的な順序や、何が原因で結果なのかといったつながりも分からなくなります。


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看護師兼温泉保養士 転職を考えている方、精神科に興味がある方、精神科で働いている方、復職で精神科を考えている方へ向けて発信しています! 日々の人間関係でのお悩みも受け付けています😁