皆さん仕事中に共感って使いますよね。
学生時代にも看護師の対応の仕方で共感は何度も習うと思います。
しかも簡単に使えるコミュニケーション技法ですよね!
でも
とにかくなんでも共感すればいいのでしょうか?
皆さん疑問におもいませんか?
そこで今回はどのように共感を用いればいいかお伝えしていきます!
目次
よくある悩み
・共感できる内容じゃないな
・ここで共感したら患者さんの誤った認識を助長してしまうのでは、、、、
・どこに共感すればいいの、、、?
ポイント1:全てではない
患者さんの話に対して共感をするのは最も強力かつ簡単なコミュニケーション技法です。
人間は自分と同じ環境や考えを持つものに対して好意を示す性質があります。
ポイントは
話の全てに共感する必要はない
ポイント2:ある部分にフォーカス
看護師の業務では疾患教育がありますよね。
食事療法や日常生活での注意事項や服薬指導などたくさんあると思います。
どうしても患者さんの誤った認識や習慣を正さなければならない場面がありますよね。
その中で特定の部分に対してのみ共感を示してから誤りを指摘していけばよいです。
分かりにくいと思うので例を出します。
例:この薬は飲むと眠くなるので飲みたくないです。ネットでこれを飲むとまともな生活ができないって書いてありました。
ポイント3:文章を解体
まずは文章を分割して考えていきましょう。
この中で共感を示す部分を探します。
人は最初に言った言葉のほうが印象に残りやすいため、第一に共感部分を伝えます。
眠くなるというのは精神科の薬の副作用でもよくあることなので、ここに共感を用います。
→そうですよね。確かに眠くなりますよね。
次に誤った部分を探して修正していきます。
ここで誤った部分というのは、飲むことでまともな生活ができなくなるという部分です。
→まともな生活ができなくなるというのは飲んだ人全員がなるわけではありません。自分で薬の量を調整したり、飲まなかったりすると日常生活に支障をきたすということです。
ポイント4:よりよくするには?
ここで終わってもよいのですが、更に協力する姿勢や解決策を提案するとよりよい信頼関係を築くことができます。
この患者さんは眠くなることに悩んでおり、日常生活に支障をきたさないか不安視していますよね。
→薬の飲み方を朝から夕方に変えてみてはどうでしょうか?そこで日中に眠気がなければ日常生活も送れると思います。私達も主治医に相談してみます。
※解決策が浮かばない場合は一緒に考える姿勢を見せるだけでもよいです。
このように解決策の提示や共に考える姿勢を見せるだけでも信頼関係の構築は早くなります。
ポイント5:練習法
まずは患者さんの訴えを文字におこして、共感できる部分はどこなのか、誤った部分はどこなのか捉えていけばよいです
反復練習が大事です!
何度も経験しているうちに頭の中で考えて返答できるようになっていきますので是非使ってみてください!
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